2024年1月2日火曜日

音部記号(ト音記号・ヘ音記号など)について

 点字楽譜では音符がどのオクターブにあるかを表す「音列記号」があるので、音部記号は必要ではありません。

一般的には、「音部記号は、和音の方向(和音の音符を上から書くか、下から書くか)を示す記号として用いる」と言われています。しかしビースコアでは、五線譜で音符が正しいかを確認できるようにするための、純粋に五線譜の表示にのみ影響する記号としています。

したがって、点字の読者が特に希望しない場合は、音部記号は非出力点字とします。音部記号がない場合には不要な3の点、音列も、一緒に非出力点字にするべきかどうかにも、ご注意ください。

音部記号と非出力点字指定の例


休符の点字

休符も音符と同じように2つの長さを同じ点字で表します。 点字、 休符の長さの順に、 ①③④の点  M  全休符、または 16 分休符    L   P ①③⑥の点  U  2 分休符、または 32 分休符   M   Q ①②③⑥の点  V  4 分休符、または 64 分休符...