点字楽譜と五線譜をつなぐ
2025年4月25日金曜日
両手をまたがるスラー
2024年2月13日火曜日
休符の点字
休符も音符と同じように2つの長さを同じ点字で表します。
点字、休符の長さの順に、
①③④の点 M 全休符、または16分休符
①③⑥の点 U 2分休符、または32分休符
①②③⑥の点 V 4分休符、または64分休符
①③④⑥の点 X 8分休符、または128分休符
2024年2月9日金曜日
楽譜で使う記号の分類
点字楽譜で使う点字の記号は、次の6種類に分類できます。
・音符
・休符
・音符・休符の前記号
音符や休符と密接に関係がある記号。点字は、音符や休符の前に書きます。
・音符・休符の後記号
音符や休符と密接に関係がある記号。点字は、音符や休符の後に書きます。
・(その他の)楽譜記号
個々の音符や休符とは直接関係がない楽譜記号。
・一般の記号
楽譜以外にも使われる一般的な点字記号。
前記号や後記号は、記号同士の順番も決まっています。
その他の楽譜記号は、出現する順に書きます。ただし1つの音符に関係する記号群の途中には挿入しません。
ビースコアでは
ビースコアでは、上記の6種類の記号に対応した6つのメニュー[音符]、[休符]、[前記号]、[後記号]、[楽譜記号]、[一般記号]があります。
そしてメニュー内のコマンドは6つのツールバーのボタンと一致しています。メニューとツールバーはどちらを押しても同じです。キー操作ではメニューをご利用ください。
2024年1月2日火曜日
音部記号(ト音記号・ヘ音記号など)について
点字楽譜では音符がどのオクターブにあるかを表す「音列記号」があるので、音部記号は必要ではありません。
一般的には、「音部記号は、和音の方向(和音の音符を上から書くか、下から書くか)を示す記号として用いる」と言われています。しかしビースコアでは、五線譜で音符が正しいかを確認できるようにするための、純粋に五線譜の表示にのみ影響する記号としています。
したがって、点字の読者が特に希望しない場合は、音部記号は非出力点字とします。音部記号がない場合には不要な3の点、音列も、一緒に非出力点字にするべきかどうかにも、ご注意ください。
2023年12月28日木曜日
ビースコアファイルの分割方法、不要部分の消し方
分割方法
- 分割したいファイルを開き、編集→簡単コピーで、 取り出したい部分の開始小節から終了小節番号を指定し、取り出したいパート名を指定します。
- もう一つビースコアを起動し、新規作成で、パートの構成は取り出したい部分に合わせた構成にします。
- 新ファイルのほうで、編集→簡単貼り付けで、1小節目に張り付けると指定した部分のみのファイルができます。ヘッダは元のファイルから通常のコピー(選択して、Ctrl+C,移動先でCtrl+V)です。
不要部分の消し方
- EndキーとDeleteキーを繰り返し押して、不要部分を1行にします。
- 先頭にカーソルを置いて、Shift+Endキーで1行全体を選択状態にして、Deleteキーを押すと一気に消せます。
2023年12月11日月曜日
同じ記号を持つ音符が4つ以上続くときの省略
スタッカートなどの記号を持つ音符が4つ以上続くとき、最初の音符に記号を2つ書き、最後の音符に記号を1つ書くことで、途中の音符への記号を省略することができます。同様に省略できる記号は、連符記号、装飾音記号、アクセント、テヌート、スラーです。
2023年12月3日日曜日
8分音符以下の連桁・旗
点字楽譜では8分音符以下の音符を連桁でつなぐか、旗で表すかの区別はありません。ビースコアの五線譜表示は、拍数や連符などに従って自動でつないでおり、楽典の規則に沿わない部分もありますが、旗を連桁に、またはその逆に変更することはできません。
MusicXMLの入出力についても、旗・連桁の情報は入出力対象外としています。
両手をまたがるスラー
ピアノ譜で両手をまたがるスラーは、 (1)14の点の通常のスラーの前に5の点をつけて表す方法 (2)フレーズのスラーで全体を囲み、最初の手から移るところに5の点、14の点を入れる方法 があります。 (1)14の点の通常のスラーの前に5の点をつけて表す方法 注)ビースコアV5...

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点字楽譜では音符がどのオクターブにあるかを表す「音列記号」があるので、音部記号は必要ではありません。 一般的には、「音部記号は、和音の方向(和音の音符を上から書くか、下から書くか)を示す記号として用いる」と言われています。しかしビースコアでは、五線譜で音符が正しいかを確認できる...
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休符も音符と同じように2つの長さを同じ点字で表します。 点字、 休符の長さの順に、 ①③④の点 M 全休符、または 16 分休符 ①③⑥の点 U 2 分休符、または 32 分休符 ①②③⑥の点 V 4 分休符、または 64 分休符 ①③④⑥の点 X...
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長く続く音符の途中に強弱などの変化が書かれていることがあります。部分けと5の点を前置した休符(「5の点を前置した休符」は、点訳者が補った原本にない休符)を使って、変化を正確に表すことができます。新国際点字楽譜表記解説にも載っている方法です。 ただし、記号の位置の拍数は点訳者の判断...