2023年2月23日木曜日

音列

 88鍵のピアノには、ドレミファソラシの鍵盤が7つずつ、さらにラシドがもう1つずつあります。「ド」と言われてもどこのドなのかわかりません。これを区別するのが音列(おんれつ)です。

ピアノのほぼ中央にあるドから始まるドレミファソラシが第4音列(上1点音)、その右のドレミファソラシが第5音列(上2点音)です。逆にピアノのほぼ中央にあるドから左のシラソファミレドが第3音列(カタカナ音)、さらに左のシラソファミレドが第2音列(ひらがな音)、さらに左のシラソファミレドが第1音列(下1点音)です。

点字楽譜ではこの音列を示す音列記号を音符の直前につけます。

高い音列記号から順番に書くと、次のようになります。

第7音列(上4点音) 6の点  

6音列(上3点音) 56の点 

第5音列(上2点音) 46の点 

第4音列(上1点音) 5の点 

第3音列(カタカナ音) 456の点 

第2音列(ひらがな音) 45の点 

第1音列(下1点音) 4の点 





0 件のコメント:

コメントを投稿

両手をまたがるスラー

ピアノ譜で両手をまたがるスラーは、 (1)14の点の通常のスラーの前に5の点をつけて表す方法 (2)フレーズのスラーで全体を囲み、最初の手から移るところに5の点、14の点を入れる方法 があります。 (1)14の点の通常のスラーの前に5の点をつけて表す方法    注)ビースコアV5...