2023年7月10日月曜日

タイとスラーの使い分け

 同じ音程の2音が弧線で結ばれているとき、タイにしない場合があります。


同じ音程の2音両方にスタッカートがついているときは、つなげずに切って演奏するのでスラーにします。
2番目の音にのみスタッカートがついているときは、つなげて演奏するのでタイにします。


2023年6月24日土曜日

松葉終了記号の省略

 松葉終了記号は、次の記号が直後にくるときは省略できます。

1.ほかの松葉開始記号

2.強弱記号(p、mfなど)。

3.1音にかかるsf、sfz、rfz等の記号。(将来はオプションで変更可能とする)

強弱に関する略語(cr.、decr.、dim.等)は松葉終了記号を省略できません。

デクレッシェンド開始・終了、sf、デクレッシェンド開始・終了、dim. の
順に書かれている楽譜例
sfの前のデクレッシェンド終了は、省略できる。
dim.の前のデクレッシェンド終了は、省略できない。


ビースコアV4.96では、

・強弱に関する略語でも松葉終了記号を省略可能としてしまっています。上記の例で、dim.の前の非翻訳点字のデクレッシェンド終了記号は、本来は必要ですがなくても終了してしまいます。

・松葉を表示しない場合があります。本来は不要な松葉終了記号を入力すると表示できることがあります。上記の例で、sfの前の非出力点字のデクレッシェンド終了記号は、本来は不要です。



文字記号で囲んだ用語と、文字記号で始まる強弱記号・略語・単語の順序

 文字記号(345の点)で囲んだ用語は、文字記号で始まる強弱記号・略語・単語よりも前に書きます。

1つの音符に対する強弱記号p(ピアノ)と用語”dolce cantabile”


用語、強弱記号の順に書く

ビースコアV4.96では、順序が逆でも翻訳できてしまうので、注意ください。


2023年5月9日火曜日

略していない用語の後の、3の点の要不要

 dolce、arcoなどのような、1単語で最後にピリオドがない、略していない用語は、次の点字に123の点があるときは、3の点を入れる必要があります。単語の終わりが不明瞭になるためです。ビースコアV4.96までは、3の点を入れると翻訳できませんので、ご注意ください。次期バージョンでは改訂します。

3の点が不要な例(dolceの後が第4音列)

 
3の点が必要な例(dolceの後が3連符)
3の点は非翻訳点字に指定すると翻訳できる


2023年2月28日火曜日

音列記号の省略規則

 音列記号はすべての音符に必要ではありません。曲の最初の音符には必要ですが、そのあとは前の音符と「あまり離れていない」ときは省略できます。

同じ音列ならば、ド~ソの間で移るときは省略できます。
同様に、レ~ラ、ミ~シの間で移るときも省略できます。

隣の音列でも、ラ~ド、シ~ド、シ~レに上がるとき、またはその逆に下がるときは省略できます。

ここで、音の高さの隔たりを示す、「音程(おんてい)」も数え方を説明します。音程は度数で数えます。同じ音、例えば第4音列ド・ドの音程は、1度と数えます。隣の音、例えば第4音列ドと第4音列レの音程は2度と数えます。第4音列ドと第4音列ミの音程は3度、第4音列ドと第4音列ソの音程は5度です。ピアノの白鍵のみを数え、黒鍵は数えません。

話を戻して、音列記号を省略できるところを音程で説明すると、「同じ音列で5度以下なら省略できる。隣の音列でも3度以下なら省略できる。」という規則になります。









2023年2月23日木曜日

音列

 88鍵のピアノには、ドレミファソラシの鍵盤が7つずつ、さらにラシドがもう1つずつあります。「ド」と言われてもどこのドなのかわかりません。これを区別するのが音列(おんれつ)です。

ピアノのほぼ中央にあるドから始まるドレミファソラシが第4音列(上1点音)、その右のドレミファソラシが第5音列(上2点音)です。逆にピアノのほぼ中央にあるドから左のシラソファミレドが第3音列(カタカナ音)、さらに左のシラソファミレドが第2音列(ひらがな音)、さらに左のシラソファミレドが第1音列(下1点音)です。

点字楽譜ではこの音列を示す音列記号を音符の直前につけます。

高い音列記号から順番に書くと、次のようになります。

第7音列(上4点音) 6の点  

6音列(上3点音) 56の点 

第5音列(上2点音) 46の点 

第4音列(上1点音) 5の点 

第3音列(カタカナ音) 456の点 

第2音列(ひらがな音) 45の点 

第1音列(下1点音) 4の点 





2023年2月19日日曜日

小節線、複縦線、終止線


拍子の区切りを示す「小節線」はマスあけで表します。
曲の段落や転調・転拍子などを区切る「複縦線」は、126の点、13の点、3の点で表します。
曲の終わりを示す「終止線」は、126の点、13の点で表します。
複縦線、終止線のあとに、さらに点字が続くときは、間にマスあけを入れます。

ビースコアでは、小節線はBキー(またはShift+Spaceキー)、複縦線はShift+Bキー、終止線はCtrl+Bキーで入力してください。楽譜記号メニュー(ツールバー)で入力することもできます。

和音の書き方の種類(音程法・音符法)

 点字楽譜では和音を横に並べて書きます。書き方には、「音程法」と「音符法Ⅰ」、「音符法Ⅱ」の3種類があります。「音符法Ⅱ」は、ほとんど使われなくなったので、ここでは説明を省略します。 「音程法」は、和音を基準の音との音程(度数)で表します。基準の音符(最低音)を書き、その後に基準...